#31 平和の棺

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「平和の棺」
オンデマンド/2012.12.29/文庫サイズ/48ページ

表紙は知り合いの方からいただいた。
冬コミの新刊…かな、日付的に。

このころは何にイラっとするとその怒りをぶつけるために書いていた傾向がある。
銃を突きつけて、あざ笑いたいのに、いろいろそれだとアウトなので、文字にした、そんな感じだ。
この本を初めて読む人は、もう私の本は読まないだろう。

・引き金を引くもの
これ、神谷がモデル(笑)シビリアンコントロールとは!(笑)現場への口出しが嫌で嫌でたまらなかったんだなぁ…仕事で。全然デスクワーク仕事なんですけどね。上がうるさかった時期(笑)

・雨に抱かれて
背中からだって弾は飛んでくる!って言いたかっただけ(笑)
荒れてますねぇ、自分。

・凍る世界
これ、個人的に好き。だから?っていう苛立ちをここで吐き出すなよってちょっと思う作品(笑)
イメージは関東軍かな…。

・知りたいことだけを選んだ
安原君のクラスメイトが勝手に言っているお話。表に出てくる情報はこうで、事実は違う、お前らが捻じ曲げているんだって何かに言いたかった。

・現実逃避
安原君のある一日。人生の一日。
銃尾の件を上官にちくちく言われることで、耳鳴りは上書きされる。
posted by 神風零 at 11:43東京 ☀

#30 桜花四(比島編)

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「桜花四(比島編)」
オンデマンド/2012.11.18/文庫サイズ/152ページ

内地編改訂から1年ぶり続編。初版からは2年ぶり。どんだけ時間がかかっているのか(笑)

桜花シリーズを読んでくださっている方には、意外な展開だったとよく聞く本。
私の中では普通のことで、当たり前のように自然に進んでいったから、むしろそういう反応が意外だった。比島編で、多くの人たちが創作に何を求め、どう読んでいるのか分かった気がした。

時間がかかったのは、まさにその点。私の中で「自然な流れ」が浮かんでくるまでが大変だった。キーとなる主役が、感情があまりないので、こういう時ならこう動く、というのが見えない。上官がいないとダメなんだなあとしみじみ思ったのだった。何回も書き直し、全然違う展開もあった一冊。今はもうこれしかないと思える形になっている。
posted by 神風零 at 09:58東京 ☀

#29 飢餓の果て(桜花)

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「飢餓の果て」(桜花)
オンデマンド/2012.05.06/文庫サイズ/78ページ

これは文学フリマで出したのかな?
表紙は知り合いからお写真をもらって作りました。パソコン苦手な方で、なかなかブログアップしないんですが…。

内容は、桜花の神谷大佐の掌編集。急に神谷を書きたくなって、書き散らした感じです。初めての人でも読める、けれど救いのない話を心がけた…つもりかな?(思い出せない)

今の自分から見ると、ちょっと情緒的というか湿っぽい文章。自分の好みはもっと乾いて冷たい文章なので、書きなおしたいのだが、これはこれなのだろうと思って再販しないでいます。

・飢餓の果て
神谷、実両親殺しの話。たぶんもっと恐怖を与えたかったに違いない(笑)
・桜花の夢
若い頃の、総司と神谷、加奈子のお話。神谷を化け物扱いしたくて、総司をちょっと阿保の子にしすぎた感が否めない。あとちょっと分かりにくいらしくて…確かに急だな、最後。今ならもう少し何とか…しないか。
・神殺し
神さまを否定したかっただけの話。無実の子供は殺されて、彼らを殺す人間はまだ生きるという風な。神はいない、ということを言いたかった…。
・乙型第二班二十六番
内地編の最後の方のワンシーン。純矢、百合子と話さず、隊長と縁側でお茶を飲んでる(笑)
・死神の爪
これも内地編。山崎と純矢が帰った後の、神谷宅。一応この人、家ありました(笑)弾が尽き、刃が折れても、人間がいる限り、という一文は、硫黄島へつながる予定(笑)神谷の敵は何なのか、書きたかったのだろうな。それは私のことかもなと、今の心情なら思えます(物騒)
posted by 神風零 at 10:20東京 ☀