2018年03月19日

#38 戦争が終わる

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「戦争が終わる」
オンデマンド/2015.02.01/文庫サイズ/48ページ

ただ死者のみが、戦争の終わりを見たのである。
という、プラトンの言葉を見て、ぱっと思い付いたものを掲載しただけの本です。
つまり、死んでやっと戦争が終わるということ。

「その日。」
4つの掌編からなります。イメージは安原伍長だけど、名前は出さず、どこかの戦地でのとある下士官的な感じで。
いつもと同じ戦いの中、ついに来た今日という日。
でも悲劇的な、感動的な、お話になる死に方なんてなくて、ケツを撃たれて、撃たれどころが悪くて弱っていく先の「その日」なのでした。

「いくさまち」
おそれおおくも、象印社のくまっこ様の「ゆきのふるまち」の世界観をお借りしました。
プラトンの言葉とこの世界観が急にくっつき、勢いで書きました。
戦争がきまりごとの世界=そこから出るには?
ぼくたちのみたそらはきっとつながってる」の募集に応募…とか一瞬考えましたが、場違いな気がして、だったら自分で本を出そうというのが、この本を出すきっかけにもなりました。
彼らは戦争状態しか知らなくて、私たちとは何かが逆転している…
それは、「その日。」もそうで、もし仮にそれぞれの話の主人公と同調できる部分があると思ってみても、それは勘違いなんですよ、といいたいお話でした。可哀想でも何でもない。

今、思ったこと。
「ダンケルク」で、トミーやギブゾンではなく、アレックスの側にいないと見えてこない感覚かもな、なんて。アレックスはハイランダーズという精鋭部隊の兵、ギブゾンは分かりませんが、トミーは普通の部隊の兵。それだけだってかなり隔たりがある。
あの世界に立った時。
posted by 神風零 at 20:55| 東京 ☁| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする